転職エージェントの連絡がしつこい…未経験IT転職での断り方と減らし方
不安解消

転職エージェントの連絡がしつこい…未経験IT転職での断り方と減らし方

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転職エージェントに登録したら、昼休みにも夜にも電話が鳴る。メールで求人が1日に何通も届き、「応募しませんか」と急かされる。未経験からIT転職を考え始めたばかりの人ほど、断ったら損をする気がして、言い出せないまま疲れてしまいます。

先に結論を書きます。連絡の手段と頻度は、利用者のほうから指定してかまいません。 「連絡はメールで、週1回にしてください」と一度はっきり伝えれば、多くの場合は合わせてもらえます。それでも変わらないときは、担当者の変更、利用の休止、退会と個人情報の削除の順に進めば、関係をこじらせずに連絡を止められます。

連絡がしつこくなる理由

転職エージェントの連絡が多いのは、仕組みの上でそうなりやすいからです。あなたが嫌われているわけでも、狙われているわけでもありません。

転職エージェントは、紹介した人が企業に入社したときに、企業から紹介手数料を受け取るのが一般的です。求職者の側は無料で使えますが、担当者には「決まった人数」という目標があります。返事がない人には「まだ転職する気があるか」を確かめたくなり、電話やメールが増えます。

未経験の人に連絡が集中しやすい理由もあります。

  • 登録直後は、担当者が希望条件を聞き取る面談を早く入れたい
  • 未経験向けの求人は採用の締め切りが早いことがあり、急ぎで応募を勧めたくなる
  • 希望条件があいまいなままだと、担当者は数を打って反応を見る

3つ目は、利用者の側で変えられる部分です。希望する職種や働き方を担当者に言葉で渡すと、届く求人が絞られ、連絡の回数も落ち着きます。

まず連絡の手段と頻度を指定

連絡がつらいと感じたら、最初の一手は「やめてほしい」ではなく「こうしてほしい」と伝えることです。手段と頻度と時間帯の3つを、具体的に指定します。

いくつかの転職支援サイトの解説でも、連絡手段をメールやLINEに変えてもらう方法、連絡は週1回程度と頻度を伝える方法が、最初の対処として挙げられています(最終確認日:2026-10-09)。電話は自分の都合で出られないのに対し、メールは都合のよい時間に読めます。

送る文面の例です。

いつも求人のご紹介をありがとうございます。平日の日中は仕事中のため、電話に出ることができません。今後のご連絡はメールでお願いできますでしょうか。求人のご紹介は週1回程度にまとめていただけると助かります。応募したい求人があれば、こちらからご連絡します。

ポイントは3つあります。

  • 電話に出られない理由を一言添える(責める言い方にしない)
  • 連絡手段と回数を数字で指定する
  • 「応募したいときは自分から連絡する」と主導権をこちらに置く

文面を送ったあとは、指定した手段以外の連絡に無理に反応しなくてかまいません。電話に出られなかったときは、メールで「お電話をいただいたようですが、メールでお願いします」と返せば足ります。

応募を急かされたときの断り方

「この求人は今日中に応募しないと締め切られます」と言われると、焦って応募してしまいがちです。未経験の転職では、気が進まない会社に応募して内定が出ると、断るのにまた手間がかかります。

急かされたときは、応募しない理由を短く伝えれば十分です。

ご紹介ありがとうございます。業務内容が希望と異なるため、今回は応募を見送ります。〇〇(職種・働き方)の求人があれば、引き続きご紹介をお願いします。

断るときに、長い説明はいりません。「見送ります」とはっきり書き、そのあとに欲しい求人の条件を1行足します。担当者にとっては、次に何を紹介すればよいかが分かるため、外れた求人が届く回数が減ります。

本人の了承なしに応募を進められた場合は、別の対応が必要です。止め方は転職エージェントに勝手に応募された?未経験IT転職での止め方と乗り換えの判断にまとめています。

変わらないときは担当者の変更か休止

指定を伝えても連絡の仕方が変わらないなら、担当者との相性の問題です。大手の転職エージェントには、問い合わせ窓口から担当者の変更を申し出る方法があります。担当者本人に言いにくければ、窓口あてに送ってかまいません。

現在ご担当いただいている〇〇様から、平日日中のお電話が多く、対応が難しい状況です。メールでのやり取りを希望しているため、担当者の変更をご検討いただけますでしょうか。

転職活動そのものを一度止めたいときは、「利用の休止」を伝える方法があります。仕事が忙しい時期や、スクールで学び直す期間などは休止が向いています。

学習に専念するため、〇月ごろまで転職活動をお休みします。その間の求人のご紹介とお電話は止めていただけますでしょうか。再開するときはこちらからご連絡します。

休止は、退会と違って登録情報が残ります。再開の連絡をすれば、経歴をもう一度伝え直す手間が減ります。再開の進め方は転職エージェントを2回目に使うのは気まずい?で詳しく扱っています。

使わないと決めたら退会と情報の削除

その転職エージェントをもう使わないと決めたら、退会まで済ませるほうが早く連絡が止まります。退会の理由は「転職活動を終了したため」「他の方法で進めるため」で十分です。細かな事情を書く必要はありません。

退会しても、登録した経歴や連絡先がすぐに消えるとは限りません。個人情報の削除まで望むなら、退会の連絡と一緒に頼みます。

個人情報保護法では、事業者が保有する個人データを「利用する必要がなくなった場合」などに、本人が利用の停止や消去を求められると定められています(個人情報保護法35条・最終確認日:2026-10-09)。ただし、法令で一定期間の保存が求められる情報もあり、全部がすぐに消えるとは限りません。

転職活動を終了したため、退会を希望します。あわせて、登録している私の個人情報の利用停止と削除をお願いします。法令などで保存が必要な情報がある場合は、その範囲と期間を教えてください。

この文面のように、削除できない範囲があれば教えてほしいと添えておくと、あとで「消えていなかった」と驚かずに済みます。

転職エージェント | 連絡を減らす方法

4つの対処の違い

困りごとの重さに合わせて、上から順に試す

手間求人の紹介登録情報
手段と頻度を指定 メール・週1回など ○ 文面1通で済む ○ 続く ○ 残る
担当者の変更 窓口に申し出る △ 窓口への連絡が要る ○ 続く ○ 残る
利用の休止 再開は自分から連絡 ○ 文面1通で済む △ 休止中は止まる ○ 残る
退会と削除の依頼 もう使わないとき △ 手続きが要る × 止まる △ 保存義務の分は残ることも
  • ※手続きの方法は会社ごとに違います。各社の公式サイトでご確認ください
  • ※退会しても、法令で保存が必要な情報は一定期間残ることがあります

IT転職ナビ

無視を続けるデメリット

連絡が面倒になると、電話もメールも返さずに放っておきたくなります。無視を続けても、多くの場合は連絡が来続けるだけで、何も解決しません。

返事がない状態だと、担当者は「まだ転職を考えているかもしれない」と受け取ります。結果として、確認の電話や求人メールが止まりません。もう使わないなら、文面1通で退会を伝えるほうが、自分の時間を取られずに済みます。

無視には、もう1つ困る点があります。同じ転職エージェントをあとでまた使いたくなったとき、連絡が途切れたままの記録が残ります。「前回は返事をしなかった」という引け目が、再登録のときの気まずさになります。断るときは短くても、一度言葉にして終わらせておくほうが、次に使うときに気が楽です。

それでも止まらないときの相談先

退会や削除を伝えたのに連絡が続くなら、まず「前回もお伝えしましたが」と一言添えて、同じ内容をもう一度送ります。日付と送った文面は、メールの履歴として残しておきます。

それでも止まらない場合は、その会社の問い合わせ窓口や、個人情報の取扱いに関する窓口に申し出ます。窓口の連絡先は、各社のプライバシーポリシーやお問い合わせページで探せます。

職業紹介事業者への指導は、都道府県労働局の需給調整事業の担当部署が受け持っています(最終確認日:2026-10-09)。会社の窓口に伝えても改善しないときは、残しておいた記録を持って労働局に相談できます。

入社したあとの連絡にも決まりがあります。2025年1月から、紹介で入社した人に対して、転職エージェントが入社日から2年間は転職を勧めてはならないことが、有料職業紹介事業の許可の条件に加わりました(対象は期間の定めのない雇用で入社した人・最終確認日:2026-10-09)。入社後に「そろそろ次の転職を」と勧誘されたら、この決まりを思い出してください。

連絡に振り回されないための窓口の絞り方

連絡がしつこいと感じる人の中には、転職エージェントに3社、4社と登録しているケースがあります。1社ごとの連絡は普通の量でも、合計すると毎日電話が鳴る状態になります。

未経験からのIT転職なら、窓口は2社程度に絞ると管理しやすくなります。

  • 1社は、未経験からIT職を目指す人を支援しているところ
  • もう1社は、求人の数が多い総合型のところ

この組み合わせなら、未経験向けの相談と求人の幅の両方を確保できます。どのタイプを選ぶかは未経験からのIT転職エージェントはどう選ぶ?で比べています。自分に合う職種がまだ決まっていない人は、先にIT/Web転職タイプ診断(無料)で方向を絞ると、担当者に希望を伝えやすくなります。

未経験向けの窓口を1社に絞り直したい20代の人は、未経験からITエンジニアを目指す人の就職サポートを掲げるサービスも候補になります。登録したら、最初の面談で連絡の手段と頻度を自分から指定しておくと、同じ悩みを繰り返さずに済みます。

よくある質問

Q1. 転職エージェントの電話に出なかったら、評価が下がりますか。 仕事中に電話に出られないのは、担当者も分かっています。出られなかったあとにメールで「メールでの連絡を希望します」と返しておけば、やり取りは続けられます。出られないこと自体より、何も返さない状態が続くほうが、話がかみ合わなくなります。

Q2. 断ったら、もう求人を紹介してもらえなくなりますか。 1つの求人を見送っただけで、紹介が止まるとは限りません。見送る理由と、欲しい求人の条件をあわせて伝えれば、担当者は紹介の方向を直せます。紹介される求人が少ないと感じるときは、転職エージェントに「相手にされない」と感じたらも参考になります。

Q3. LINEでのやり取りに変えてもらえますか。 会社によって対応が違います。LINEや専用アプリでの連絡に対応しているところもあれば、メールと電話だけのところもあります。最初の面談で、使える連絡手段を確認しておくと確実です。

Q4. 退会したら、同じ転職エージェントにはもう登録できませんか。 退会したあとでも、新しく登録し直せる場合が一般的です。前回の情報がどれだけ残るかは会社と期間によって違うため、再登録の前に問い合わせて確かめてください。

まとめ

  • 連絡が多いのは仕組みの上でそうなりやすいため。希望条件を言葉で渡すと、外れた求人が減る。
  • 最初の一手は「メールで、週1回」のように、手段と頻度を数字で指定すること。
  • 変わらなければ、担当者の変更、利用の休止、退会と個人情報の削除の順に進める。
  • 無視を続けても連絡は止まりにくい。断るときは短い文面で一度はっきり伝える。
  • 退会後も連絡が続くなら記録を残し、会社の窓口、次に都道府県労働局へ相談する。

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参考情報

※本記事は一般的な情報提供を目的としたもので、転職・収入を保証するものではありません。